最近

4月になって、外出自粛ってなって、世間は静かに、でも人の心は慌ただしくなっているらしい。みんな怒ったり嘆いたりしてて、すごいと思う。どうせ人はいつか死ぬのに。
私は強欲でけちだから、自分の時間も感情もできるだけ自分の楽しいことに使いたい。有限なので。それで行き詰まったら、それはそれ。最終的におしまいにすればいい、なんてずっと考えている。無責任って言われそうだけど。
自粛っていわれても、3月末あたりでふきのとうがぽつぽつ見えはじめて、今週はもう梅が見頃になっていた。普通に春が来てる。花粉は辛いし。そして私の生活はほとんど変わらないので、特に困ることもない。むしろ、休日はずっと家に引きこもるのに前みたいな罪悪感がなくなって、少し気が楽になった。
平日は朝起きて、準備して、コンビニでお昼を買って、電車に乗って出勤。定時で終わって、電車に乗って帰宅して、ご飯食べて、ゲームして、寝る。
休日はゲームして、動画みて、pixiv読んで、少し家事をして、ご飯を食べて、土日のどちらかだけ食料を買いに行く。今週も、先月も、1年前も特に変わってない。いや、確かに1年前よりも本やDVDやゲームが増えた分、引きこもりに拍車がかかっているかもしれない。おうち楽しい。おうち万歳。
あ、でも、外のご飯が食べられないのは少し残念な気がする。そうは言っても、外食は月に1、2回くらいだから全然我慢できるのだけれども。そう考えたら、特に不満なんてないのかもしれない。
もともと、この土地に知り合いは多くはなくて、短歌関係の人くらいしか休日に会うこともなかったのだし。
以前のようにSNSでみんなが休日に誰かと楽しく過ごしているのをみて、本当は一人でも楽しく過ごしてたのに、自分の交遊関係の狭さとかを思い知って惨めなるようなことがなくなって、すこぶる心が平和だ。
この状態の方が精神的に楽なんて、本当にひねくれているのだと思う。さみしさをどっかに置き忘れたのかもしれない。
好きな人たちと会うのは楽しい。ただ、今までの生活で、頻繁に会ったりしていなかったから。少なくとも今は、SNSで近況がわかってたまに声が聞けたりしたらそれで十分だし、それに慣れている。